アルバイトの果たす役割について
アルバイトは普通に学生が行っています。経済的な理由で、学費を稼ぐためであるとか、遊ぶための小遣い稼ぎのためとか理由は様々なものがあると思います。就職試験などでは、面接において学生時代に経験したこととして、アルバイトの経験を挙げる人もおり、その体験談を話す人がいるようです。アルバイトとしてどういったものを得られかということになりますが、基本的に責任を負わない、単純作業に従事することが多いアルバイトが社会経験としてどの程度役に立つかは難しいところがあると思います。企業からは、大学はきちんとした人材を養成していないと言われており、社会人基礎力の涵養が必要と言われています。社会人基礎力は、閉じられた社会である大学の中では身に付きにくいものだと思います。フィールドワークやインターンシップのように社会と接することが必要な授業科目では、そういった社会とのつながりを経験することに役立つと思いますが、実際は、サークル活動などの正課外のものでしか得られないと思います。本来であれば、学生が自分で考え、自主的に活動していくことが必要ですし、そういった機会は大学でしか経験できないと思うのですが、学生の気質も変わり、難しくなっています。