アルバイトのメリットとデメリット

これから仕事を探す上でどの雇用形態を選ぶべきかで悩んでいる人や、現在はアルバイトだが今後は正社員を目指すかどうかで迷っている人は、改めてアルバイトのメリットとデメリットについて考えてみると答えが出やすいことと思う。
まず、アルバイトには、正社員として入社するのが困難な会社でもバイトという形であれば入社しやすい、自分の都合に合わせてシフトを自由に組める、残業はほぼないので時間的なゆとりが持てる、労働期間や勤務地を選べる、日払いや週払いの仕事もあるのですぐにお金が必要な場合にも適している、契約期間が決まっていないので気に入れば何年勤めても問題はない、Wワークを禁じられることは少ないので掛け持ちで2つ以上の仕事をすることができる、正社員とは異なり未経験OKの求人も多いのでさまざまな仕事を経験しステップアップができる、正社員への中途採用もある、などのメリットがある。
逆に、アルバイトのデメリットとしては、30歳を超えると募集が少なくなる、派遣とは異なり自分で探して応募する必要がある、短期や週2~3日のみの勤務を希望する場合は採用されないこともある、単純作業が多く特別なスキルが身につきにくい、雇用側の判断でいつでも解雇が可能である、福利厚生などの待遇面があまり期待できない、給料不払いなどのトラブルが発生する場合がある、社会的信用度が低いためローンや賃貸契約などが組みにくい、などが挙げられる。
実際に、年齡が上がるにしたがって、いざという時の保障がないことや病気になった時に収入がないことなどもデメリットととらえる傾向があるようだ。
福利厚生に関しては、基本的には国民年金など自分で払うことが多いが、アルバイトでも、週20時間以上働いているなどの労働時間や労働日数が条件を満たしていれば、労災保険だけでなく、雇用保険、健康保険、厚生年金にも加入することができる。
ただ、2つ以上のバイトを掛け持ちしている場合は、確定申告は自分でやらなければならない。
このように、アルバイトの場合だけを挙げてみたが、もちろん正社員、派遣社員、パートにもそれぞれメリット・デメリットがあり、またそのとらえ方も各自のライフスタイルによって大きく異なることと思うが、雇用形態によって仕事に対する責任の重さや労働時間などに多少の差はあっても、お金をもらう以上は与えられた仕事に責任を持って真摯に臨まなければならないという点では同じである。